玉子スープといえば、あの和風のお出汁の中にふわふわ頼りなく漂うかき玉のおつゆだ。他にも色々なタイプがあるのかもしれないけれど、私は断固としてこれ。
中華のとろみのあるのも美味しいけれど、「玉子スープ」と言われて思い浮かぶのは、これなのだ。
高校を卒業して入った専門学校の寮は、食事当番があって、皆で交替で食事の献立作りから調理までやっていたのだけれど、その時に「玉子スープは私が作るね」と請け負った友人が、薄焼き卵を焼いて刻んで浮かべたスープを作った。
あの時の衝撃、いろんな人がいるのだという諦めは、今も私という人間の根底に根付いているような気がする。普段家でする玉子スープはコンソメをいれて玉子をいれてガス火で火をつけて、温めるという、とてもシンプルな玉子スープです。普段玉子スープを作るときは、買い物を何日もしていなくて、冷蔵庫にはいっているわずかな野菜で炒め物を作って、そのおかずだけでは質素にみえるのであえて玉子スープを作り、少し贅沢に見せるために作ります。買い物をきちんと行って材料が豊富なときはあまり作りません。どちらかというと、何もないときにとっさに作ってしまうのが、玉子スープです。
京都府南丹市八木町船枝の船井神社が、東日本大震災の義援金のために、竹製募金箱「つもり募金竹筒」を手作りして参拝者に配布している。各家庭で、少しずつでも寄付金を貯蓄してもらい、復興に向けた支援が広がるようにとの思いを込めた。
船井神社の松本史郎宮司(64)が震災直後に考案した。「ジュースを買ったつもり」「喫茶店へ入ったつもり」など、日常の購買を少し我慢して小銭を義援金に回すことを訴えている。
募金箱は長さ約20センチで、松本宮司が地元の竹を輪切りにして制作した。境内に置いて無料で提供している。すでに参拝者が20個近くを持ち帰った。各家庭で義援金をためた竹筒は、同神社や各募金先へ届けることを呼びかけている。
同神社では、3月15日と4月2日の月次祭に合わせて、震災の沈静祈願祭を営み、松本宮司や神社総代が復興を祈念した。松本宮司は「神道には共生という言葉がある。いっしょに生きている人々の苦しみに寄り添う思いは、被災地にも必ず届くはず」と語っている。
京丹波町の書道愛好家でつくる「和知書道さあくる」の作品展が、同町坂原の道の駅「和(なごみ)」で開かれている。のびやかに筆を走らせた力作に、来場者が見入っている。
「和知書道さあくる」は、旧和知町地区の男女8人で活動する。作品展は毎年開いており、今年は新作約45点を展示した。
流れるような筆遣いで漢詩をしたためた掛け軸や、「風」「空」などを柔らかな書体で表現した作品が並ぶ。メンバーの一人、深川嘉生さん(72)=同町本庄=は「それぞれの個性の違いを感じながら、書道の面白さに触れてもらえたら」と話している。
30日まで。火曜休館。入場無料。
向日市向日町の向日神社周辺で、ナラ枯れの被害が今年は昨年と比べて半減以下と大きく減っていることが、市がこのほど行った調査で分かった。担当課は「ビニールのシートで幹を覆う対策の効果が出た」とみている。
ナラ枯れは、樹木がカシノナガキクイムシと呼ばれる虫によって病原菌を持ち込まれた際、その拡大を防ごうと反応すると、根から吸い上げた水も行き渡らなくなることで起き、葉が紅葉したように赤く変色する。
向日市では4年前に同市寺戸町のはり湖山で被害が初めて確認され、翌年から市が本格防除に乗り出した。キクイムシが好む水に浸した丸太をエサ木にしたり、ムシが木の中に入り込んだ時に開けた穴にツマヨウジを差し込む策なども試した。だが根本解決には至らず、昨年までに、はり湖山一帯と向日神社周辺で合わせて86本が枯れ、407本がムシの侵入に遭った。
そこで、市は新たな防除策として、被害がまだそれほど拡大していない向日神社周辺の木について、昨年の秋から今年の冬にかけ、ビニールシートで幹を覆う手を打った。コナラやカシ、シイなど計412本に、ビニールシートを根元から高さ2メートル程度まで巻いた。その結果、枯死は昨年の20本に対して今年は8本、ムシの侵入も同52本に対し22本と半減以下にとどまった。
対策を担う市産業振興課は「効果があったようでほっとしている」とし、今後は状況を注視しながら、枯れた木の伐倒や薫蒸に力点を置くという。また、はり湖山一帯も今年は枯死が昨年の4分の1以下、ムシの侵入も約7分の1とは激減したが、これは既に大半の木が被害を受け拡大のピークを超えたのが主要因とみている。
市のナラ枯れ対策を指導している京都府森林技術センターの主任研究員で府立大大学院特別講師の小林正秀さん(45)は「同じ対策をとった京都市の下鴨神社や京都御苑でも、今年は枯死がほぼ皆無の状況と聞いている」と話す。さらに向日市の場合、昨年に「はり湖山の木の幹をウレタンマットで被覆したことで、神社周辺へのキクイムシの移動が一定食い止められたことも大きい」と分析している。
一方、長岡京市では被害が昨年の約2倍、大山崎町でも昨年並みからやや増加の傾向にあるという。しかし、森林の面積は向日市に比べともに広大なため「ビニール被覆による対策は難しい」と声をそろえる。
<スポーツちば>
スイム1・5キロ、自転車40キロ、ラン10キロを競う“鉄人レース”「銚子マリーナトライアスロン大会」が行われた。同マリーナは東日本大震災の津波で桟橋などが壊滅する被害を受け復旧途上だが「そんな時こそ結集し復活の力に」と、全国から414人が参加し熱戦を繰り広げた。
銚子市などが主催で、2年ぶり7回目。一般の部だけの縮小開催だが、75歳男性を最高に60代以上も20人余りが参加。午前9時半、マリーナ海水浴場から海に飛び込んだ後、沖合を2回り。水しぶきをあげながら陸地にあがると、次は走って自転車へ=写真。屏風ケ浦・ドーバーラインを4周回する国内有数の難コースを懸命にこぐ。最後は3000人の観客が応援する中、ゴールイン。選手らはさわやな笑顔を見せていた。【武田良敬】
10月15日朝刊
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高校を卒業して入った専門学校の寮は、食事当番があって、皆で交替で食事の献立作りから調理までやっていたのだけれど、その時に「玉子スープは私が作るね」と請け負った友人が、薄焼き卵を焼いて刻んで浮かべたスープを作った。
あの時の衝撃、いろんな人がいるのだという諦めは、今も私という人間の根底に根付いているような気がする。普段家でする玉子スープはコンソメをいれて玉子をいれてガス火で火をつけて、温めるという、とてもシンプルな玉子スープです。普段玉子スープを作るときは、買い物を何日もしていなくて、冷蔵庫にはいっているわずかな野菜で炒め物を作って、そのおかずだけでは質素にみえるのであえて玉子スープを作り、少し贅沢に見せるために作ります。買い物をきちんと行って材料が豊富なときはあまり作りません。どちらかというと、何もないときにとっさに作ってしまうのが、玉子スープです。
京都府南丹市八木町船枝の船井神社が、東日本大震災の義援金のために、竹製募金箱「つもり募金竹筒」を手作りして参拝者に配布している。各家庭で、少しずつでも寄付金を貯蓄してもらい、復興に向けた支援が広がるようにとの思いを込めた。
船井神社の松本史郎宮司(64)が震災直後に考案した。「ジュースを買ったつもり」「喫茶店へ入ったつもり」など、日常の購買を少し我慢して小銭を義援金に回すことを訴えている。
募金箱は長さ約20センチで、松本宮司が地元の竹を輪切りにして制作した。境内に置いて無料で提供している。すでに参拝者が20個近くを持ち帰った。各家庭で義援金をためた竹筒は、同神社や各募金先へ届けることを呼びかけている。
同神社では、3月15日と4月2日の月次祭に合わせて、震災の沈静祈願祭を営み、松本宮司や神社総代が復興を祈念した。松本宮司は「神道には共生という言葉がある。いっしょに生きている人々の苦しみに寄り添う思いは、被災地にも必ず届くはず」と語っている。
京丹波町の書道愛好家でつくる「和知書道さあくる」の作品展が、同町坂原の道の駅「和(なごみ)」で開かれている。のびやかに筆を走らせた力作に、来場者が見入っている。
「和知書道さあくる」は、旧和知町地区の男女8人で活動する。作品展は毎年開いており、今年は新作約45点を展示した。
流れるような筆遣いで漢詩をしたためた掛け軸や、「風」「空」などを柔らかな書体で表現した作品が並ぶ。メンバーの一人、深川嘉生さん(72)=同町本庄=は「それぞれの個性の違いを感じながら、書道の面白さに触れてもらえたら」と話している。
30日まで。火曜休館。入場無料。
向日市向日町の向日神社周辺で、ナラ枯れの被害が今年は昨年と比べて半減以下と大きく減っていることが、市がこのほど行った調査で分かった。担当課は「ビニールのシートで幹を覆う対策の効果が出た」とみている。
ナラ枯れは、樹木がカシノナガキクイムシと呼ばれる虫によって病原菌を持ち込まれた際、その拡大を防ごうと反応すると、根から吸い上げた水も行き渡らなくなることで起き、葉が紅葉したように赤く変色する。
向日市では4年前に同市寺戸町のはり湖山で被害が初めて確認され、翌年から市が本格防除に乗り出した。キクイムシが好む水に浸した丸太をエサ木にしたり、ムシが木の中に入り込んだ時に開けた穴にツマヨウジを差し込む策なども試した。だが根本解決には至らず、昨年までに、はり湖山一帯と向日神社周辺で合わせて86本が枯れ、407本がムシの侵入に遭った。
そこで、市は新たな防除策として、被害がまだそれほど拡大していない向日神社周辺の木について、昨年の秋から今年の冬にかけ、ビニールシートで幹を覆う手を打った。コナラやカシ、シイなど計412本に、ビニールシートを根元から高さ2メートル程度まで巻いた。その結果、枯死は昨年の20本に対して今年は8本、ムシの侵入も同52本に対し22本と半減以下にとどまった。
対策を担う市産業振興課は「効果があったようでほっとしている」とし、今後は状況を注視しながら、枯れた木の伐倒や薫蒸に力点を置くという。また、はり湖山一帯も今年は枯死が昨年の4分の1以下、ムシの侵入も約7分の1とは激減したが、これは既に大半の木が被害を受け拡大のピークを超えたのが主要因とみている。
市のナラ枯れ対策を指導している京都府森林技術センターの主任研究員で府立大大学院特別講師の小林正秀さん(45)は「同じ対策をとった京都市の下鴨神社や京都御苑でも、今年は枯死がほぼ皆無の状況と聞いている」と話す。さらに向日市の場合、昨年に「はり湖山の木の幹をウレタンマットで被覆したことで、神社周辺へのキクイムシの移動が一定食い止められたことも大きい」と分析している。
一方、長岡京市では被害が昨年の約2倍、大山崎町でも昨年並みからやや増加の傾向にあるという。しかし、森林の面積は向日市に比べともに広大なため「ビニール被覆による対策は難しい」と声をそろえる。
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銚子市などが主催で、2年ぶり7回目。一般の部だけの縮小開催だが、75歳男性を最高に60代以上も20人余りが参加。午前9時半、マリーナ海水浴場から海に飛び込んだ後、沖合を2回り。水しぶきをあげながら陸地にあがると、次は走って自転車へ=写真。屏風ケ浦・ドーバーラインを4周回する国内有数の難コースを懸命にこぐ。最後は3000人の観客が応援する中、ゴールイン。選手らはさわやな笑顔を見せていた。【武田良敬】
10月15日朝刊
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